ピエールの心臓

フリーランスを目指す「20代×転勤族の妻×専業主婦」のブログ。転妻ライフ・文学・インテリアが中心。自称「健やかなスピリチュアル研究家」。

【心療内科経過観察⑦】専業主婦も悪くないけど

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回復期にあるはず

 

パソコンなりスマートフォンなりでインターネットのウェブページを開くとまず【トップページ】というものが出る。それと同じように心中でもまず覗くと第一に顔を表す感情というものがある。

 

その【心のトップページ】をしばらくは「憂うつ」なり「落ち込み」なり「今すぐ消えたい気持ち」が代表していたのが、薬物療法の甲斐あってかいよいよ引っ込み、そうしたネガティブでペシミスティックな感情は「思い出したときにときどきポチるお気に入りブックマークページ」というレベルまで後退した。悦ばしい変化だ。

 

 

ブログといえば近年は題材にするなら儲かる話が最もよかろうけど、あいにくそんな素地もないし、そう構えるほど縁起の悪い話でもないと思うのでこのまま自分の話を続けるのであります。

 

というかブログなんてそういうもので始まったのではなかったか。

 

 

しかし夫に「覇気がない」と言われる

 

自分では回復期にあると自認していたつもりだったのだが、ついに先日「覇気がない」と指摘をされた。具体的にはやはり薬を飲み始めた3か月ほど前からだそうだが、夫いわく社会と断絶していてストレスにさらされていないからそうなるんじゃないか?という言い分だった。そして「働いてとは言わないけど、社会とかかわりを持った方がいいんじゃない?」

 

そういわれて我慢できずに涙が出てしまった。

 

それが簡単にできたら苦労しない。

 

「どうせすぐやめるんでしょハ・ケ・ン・サ・ン」と思われながら働くことの屈辱や面接でしかめつらをされるかもしれない恐怖、自尊心をひっかかれることへの臆病な気持ちなど、就労に対するうんざりする事前感情が邪魔をする。

 

仕事をするにしろ専業主婦をするにしろ、いかに生きるべきか、どのように生きるべきか、転妻の課題はいつもここにある。

 

 

そして最近読んだ夏目漱石の『私の個人主義』の一節をぼんやりと思い出した。

 

昔は死ぬか生きるかのために争ったものである。それだけの努力も敢てしなければ死んでしまう。已むを得ないからやる。(中略)

今日は死ぬか生きるかの問題は大分超越している。それが変化してむしろ生きるか生きるかという競争になってしまったのであります。生きるか生きるかというのは可笑しゅうございますが、Aの状態で生きるかBの状態で生きるかの問題に腐心しなければならないという意味であります。

夏目漱石『私の個人主義』「現代日本の開化」(講談社学術文庫)p51-52

 

 つまり今はもう「生きるか死ぬか」は問題ではなく、やはり「どのように生きるか」で悩み生き抜いていかなければならない時代になっているということだ。泉谷閑示さん風に云うなら「ハングリーモチベーションでは生きていかれなくなった」。

 

専業主婦だろうが「どのように生きるか」「何を生きがいとするか」という課題にはいやおうなくぶち当たるのだ。

 

子なし専業主婦の課題はモチベーションの維持

 

ストレスもやりがいのある仕事も電話対応もない日常に、あるのは昼寝だけと来れば「廃人」と化すのも時間の問題かもしれない。

 

やはり必要なのは「目的意識」、そして「区切り」である。つまりモチベーションの維持が肝要。

 

私は「入学式」やら「結婚式」やら「成人式」やら「式」と名のつくものは毎度避けて通ってきたのだけど、(結婚式だけはやらされた)あれは暇をもてあました老人が子や孫の説目を区切りに何かをやらかしたいという考で考え出されたただの娯楽なんじゃないかと思えてくる。

 

そして前の記事でも書いたけれども、生きがいの欠如というのが一等深刻な問題に思う。

 

外発的にしか動く原動力のない自分にはやはり強制力のある雇われ仕事のほうが向いているかもしれない、だが誰が雇ってくれる、雇ってくれてもすぐにやめる、覚えた仕事も無駄になる、人間関係もパー、・・・・と悲観的になる。

 

そこで一つ目標を打ち立てた。

 

今はパーソナルカラリストの資格取得に向けて準備をすすめているところだ。

 

近々20万もかけて資格講座へ赴く予定・・・。その地域に根を下ろした商売ができるわけでもないので、根無し草のように出張という形で診断ができればいいと思っている。願わくばメイクアップアーティストさんと協業したりしてみたい。

 

さて、吉と出るか凶と出るか・・・

 

 

結果は自分次第かお天気次第。

 

 

 

 

♪今日の一冊♪

夏目漱石『私の個人主義』

私の個人主義 (講談社学術文庫)

私の個人主義 (講談社学術文庫)

 

 

 

 ↓続編です

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