ピエールの心臓

フリーランスを目指す「20代×転勤族の妻×専業主婦」のブログ。転妻ライフ・文学・インテリアが中心。自称「健やかなスピリチュアル研究家」。

【心療内科経過観察③】アスペルガーは電気羊の夢を見るか?

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なんちゅータイトルだ。

 

 

 

『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』と発達障害

 

アスペルガーと呼ばれる障害をかかえた人を悪くいうことが目的では全くないが、『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』の中で、アンドロイドと人を区別する方法が「共感能力があるかどうか」だったのが気がかりだったからこんなタイトルを思いついた。

 

ディックのこの小説はなんと1968年刊行だという。

そんな時代から今のAI時代を予測して「人間とは何か」という問いを発してきているのにはたまげる。SFあなどりがたし。

 

おそらくその頃「アスペルガー」や「自閉症」「発達障害」なんて概念はまだまだメジャーじゃなかったんじゃなかろう。しかし今や生まれつき「人の気持ちに共感できない人間」がいることは人口に膾炙している。公然の事実だ。

 

そうすると、たとえば将来的に本当に人間そっくりのアンドロイドが人間と同じように生活するようになったら、「共感能力がない」としばしばいわれる人たちとどのようにアンドロイドと区別したらいいんだろうか?マンガ「亜人」のように「死んでからしか分からない」のか。だったら「普通の人間」って一体なんだ。

 

しかし恐ろしいことに私自身もあまり人に共感ができない。感情も読めない。つまり空気が読めない。雑談とか苦手過ぎていつも逃げている。冗談の意味が分かるまで時間がかかる。

 

 

心療内科にて、発達障害を疑う

 

実は先日はじめて心療内科の門をくぐったときに、思い切ってたずねてみたが、どうやら自分は該当しないようだった。

 

発達障害の人は聴覚が敏感で、周りの人が気にならないような音まで気になるらしい。正直「こんなに生き辛いのが障害があるからだと分かれば自分に言い訳できるのに・・・」と思った自分がいる。本当に苦しんでいる人に対してはとんだ失礼だ。そして結局違ったのだからもう言い訳はきかない。自分はただの「空気読めない」「コミュニケーションのとれない」「オタク気質」の人間だということだ。あなむなしや。

 

 

ただ「性格に問題がある」人間はどうすれば生きやすくなるのだろう?

 

この問いにはすでに二十歳ころ自ら「一人で生きる」と答えを出していた。

 

ただ、人生の途上で偶然こんな自分を受け入れてくれる御仁が現れて、結婚までして、今は愛する人とだけ暮らすことができてとても幸福だ。ただ性格悪いだけの人には専業主婦は向いているかもしれない。このまま外部と接触せずに生きていけたらどんなにか良いか。まるでエデンの園、パラダイス、ユートピア。だがそんな楽園もいつかは追放されることになる。アダムとイヴがそうであったように。

 

世の中の、障害があるわけでもないのにただ空気読めない、ただ人間関係構築が苦手な人々、どのように生きていますか?自宅というエデンの園から出て戦っている人、地上は、世の中は、浮世はどんなものですか?そこはあなたが生きるに値しますか?

 

 

 

 ♪今日の一冊♪

フィリップ・K・ディック/アンドロイドは電気羊の夢を見るか?

アンドロイドは電気羊の夢を見るか? (ハヤカワ文庫 SF (229))

アンドロイドは電気羊の夢を見るか? (ハヤカワ文庫 SF (229))

 

 

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